紀伊國屋日記

紀伊國屋ホールのファンブログ

舞台『ダブル』上演中の紀伊國屋ホール

現在コミプレで連載中の『ダブル』という漫画がありまして、天才役者とその役を献身的に支え時には代役を務めながら共に役者としての道を模索する2人の男の物語なんですが、現在進行中のパートではつかこうへい『初級革命講座 飛龍伝』が取り上げられています。

『ダブル』作者の野田彩子氏が紀伊國屋ホールで多く作品を演出してきた岡村俊一氏と長年紀伊國屋ホールで働いてこられた鈴木由美子氏に行ったインタビュー記事では『ダブル』が紀伊國屋ホールで上演された『初級革命講座 飛龍伝』を観劇したことがきっかけで生まれた作品であることが明かされており、作中の『初級革命講座 飛龍伝』も紀伊國屋ホールで上演されようとしていて、大変紀伊國屋ホールに縁の深い漫画作品です。

そんな作品が舞台化され、紀伊國屋ホールで2023年4月1日〜4月9日に上演されました。

公演期間中の様子が素敵だったので紹介します。

まず紀伊國屋ビル前のデジタルサイネージ。『ダブル』一色です。ポスタービジュアルが投影されることは「お決まり」ですが、長いサイネージも使用されているパターンは見たことがなかったので嬉しかったです。現在の紀伊國屋書店新宿本店は、隣接するアドホック新宿区ビルに店を構えていたコミック売り場も移転してきているのでこれも相まってかなり気合の入った展開になっていたのかもしれません。

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ホールに入ってすぐ目につくのは大きな複製原画とキャストのビジュアル写真。普段はつかこうへい氏と井上ひさし氏の写真が飾られている場所です。

原作 第二十八幕の冒頭、轟九十九が紀伊國屋ホールの入り口をくぐるまさにその瞬間のコマが配置されているのが粋ですね。

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ホール奥へ足を伸ばすとつかこうへい氏の写真とキャストのビジュアル写真。それから原作の作中に登場する『初級革命講座 飛龍伝』のビジュアルポスターです。

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今回の為に修正・着色されたもののようです。

階段にも複製原画が飾られ、作品への並々ならぬ愛を感じました。

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階段上からぐるっと撮った写真を見ていただくと階段の雰囲気もお分かりいただけるかと思います。

これは4月9日に上演された野田彩子氏、演出家・中屋敷法仁仁、キャストの玉置玲央氏、和田雅成氏が登壇したアフタートークショー付きの回の写真ですが、大変な賑わいでした。

野田先生も舞台の出来に大変感激していたようでいちファンとして嬉しかったです。
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入場特典として配られたイラストは『ダブル』の登場人物が紀伊國屋ホール内にいるもので感激しました。Gallery BOXにも『ダブル』が。

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5月26日に更新された原作最新話ではついに紀伊國屋ホールでの『初級革命講座 飛龍伝』が上演されております。是非。